2010.02.25

先日、とある会合にて外国人参政権法案について意見交換を行いました。

事務所への問い合わせやご意見をいただく機会がたくさんあり、ばんの代議士や事務所秘書ともここ最近はよくその話題になります。ある種、国民的議論が起こって良いことだとも思います。

私個人の見解からすれば、
「拙速すぎるため現段階での参政権付与には反対」
という立場です。
これは、あくまで「現段階では」という条件付で、正直なところまだ自身の中にも賛成反対の両面で確固たる側面がない、とも言えます。お恥ずかしながら。

国の根幹に係る問題ですから、議論を煮詰めてからでなければ決められないことだと思います。
日本の今後の方向性を決める、大変重要な法案であると思います。

そもそも、永住外国人とは何なのかの定義から、国家主権、国籍、帰化、国益、地域作り、外交、安全保障、税制、労働力、歴史観、信条、、、、、、etc.

賛成も反対も立場、考え方があり、理解できることが多いですし、積極的に考えが進む点も多いです。様々な議論を巻き起こして、最終的には最大公約数としての意見をまとめるべきであると思います。

今のままでは、あまりにも拙速です。ようやく議論のカケラが起こり始めたくらいでしょうか。
ヒステリックな反対でなく、無内容な賛成ではなく、現実的に日本という国が今後どうなっていくのか、論点を一つずつしっかりと議論し結論を出していきましょう。

ここまで、大手メディアでの世論調査に温度差が有ることで議論の拙速さが見えるような気もします。
(A新聞・・・賛成60%強、S新聞・・・反対95%強、等など)


大変いい機会をいただいて、白熱する議論が出来ました。
ちょっと寂しいですが、ドライな言い方をすれば、民主主義とは多数決ですし、打算の産物のような側面があります。
両方向の意見をぶつけあい、すり寄せ合い、着地点を見出す。
それこそが長い歴史の中で醸成した智恵ですよね。

長くなってしまいましたが、思いの一端を綴ってみました。


カテゴリー: 活動レポート

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