2015.07.27


2016年夏の参院選から、18歳に投票権が引き下げられることが決まりました。全国で見ますと約200万人強の有権者が増えることになるそうです。
選挙のたびにどんどん低くなる投票率が指摘されます。悲しいことです。全体としての低投票率もさることながら、若年層の投票率が低いことも大きな問題です。

80代80%
50代50%
20代20%

よく揶揄されることですが、データを見ても案外的を得ています。「若い人に目を向けてくれる政治家がいない」とか、「若者のことを考えてくれる政治家がいない」とかいう人もいます。

たくさん投票してくれる人の為に仕事をするのは当たり前

そんなの当たり前です。
私は政治家の立場として聖人君子のようなことは言えません。たくさん投票してくれる人の為に仕事をするのは至極当たり前の話です。
しかし、本当に今のままでいいのか?

若者は文句を言う前に投票へ行きなさい。

この社会は、今を生きる人たちだけの社会ではありません。ご先祖さまや先輩からもらったバトンを、少しでも良くして次の世代に引き継いでいく。はっきり言って、その役割を担うのは若者であり、子どもです。申し訳ないですが、誤解を恐れずに言えば、高齢者福祉が充実をして、若者政策がおろそかになっている社会に未来があるとは思えません。高齢者の方ばかり向いている政治家だらけで、次の世代が明るくなるとは思えません。
政治は社会を作るのに大きな役割があります。

政治は次の世代のためにある

文字通り、政治は次の世代のためにある、のです。
それなのに、今の社会を作る政治や政治家が、高齢者の方ばかりを向いているのはナンセンスです。しかし、若者向けの政策はなかなか出てこない。若者のことを本当に考えてくれる政治家はなかなか居ない。何故か?そんなの単純です。
若者が期待する政治家が居ないのは、若者が投票に行かないから誕生しない。
ただそれだけです。だから、政治に参画してください。難しい事は言いません。ただ選挙に行って投票してください。そこで立候補者を見比べてみて、より自分たちのことを考えてくれそうな人に一票を投じてください。どうしても誰も嫌なら白い票でもいいです。どうしてもどうしても嫌なら、自分で立候補すれば良い。

若者が存在感を示せば、政治家も若者を無視できなくなる。

若者が存在感を示せば、政治家も若者を無視できなくなる。
だから、最近私は「投票に行った方が良い」とか「投票に行ってください」とか言わなくなりました。
「投票に行きなさい」と言うようになりました。それだけ切羽詰まっているのも事実なんです。

若者向けの政策は、高齢者福祉の基礎中の基礎じゃないか!!

私は、選挙の時に、若年者雇用や子育て支援、教育など、若者向けの政策を沢山訴えました。そうすると「河合は若者の方ばかり向いていて、高齢者の事を全然考えて無い。お年寄りをないがしろにしている」と、なんだかそんなような内容の誹謗中傷を受けまくりました。どうしてそんなバカなことを言うのか理解に苦しみましたが、そうした批判を聞いた人で、勘違いされて問い合わせも結構な数ありました。

今の高齢者を支えているのは若者です。

私は、胸を張って論理的に丁寧にご説明をしました。
今の高齢者を支えているのは若者です。今の子どもが大きくなると若者になります。社会保障費の財源は、ほぼ若者たちが捻出し、それを高齢者が享受するという形になっています。であれば、若者がしっかりと頑張れる社会を作らないと、高齢者福祉なんて夢のまた夢ではないですか。若者に手厚い社会を作るのは、高齢者にやさしい社会を作るのとほぼ同じ意味ですよ、と。

加えて、少子高齢化、人口減少の波もあります。

今年成人を迎えた20歳の人口は全国で126万人です。私河合洋介は今年36歳です。私が20歳の時(16年前ですか、早いものです。)、全国に私の同級生は163万人居ました。今年年金を貰いだす65歳の人口は全国に220万人以上居ます。昨年産まれた赤ちゃんは100万人しかいません。
100年安心と言っていた年金は何処へ行った?なんて言い出してもキリがありません。ちょっと数字を見ただけで、そもそも社会保障自体が今まで通りで成り立つわけがないんです。
本当はとうの昔から今の社会は予想できていた筈なんです。それを座して放置していたのだって確かです。それを次の世代にだけ押し付けられたって困ってしまいます。
とにかく、超少子高齢化社会は、数字でしっかりと捉えると本当に恐ろしくなってくる状態です。そんな中、高齢者向けの政策だけで良いわけがない。
もう一度言いますが、今の高齢者を支えているのは若者です。

先に闘ってます。待ってます!

毎年成人式の挨拶で使うフレーズです。沢山勉強して社会に出てきて欲しい、というエールを送っています。
全く悲観する必要はありません。新たな仕組みを創っていけば良い。若い人が政治を他人事ではなく考えるようになれば、必ず政治は変わります。
私も草の根活動ですが、引き続き若者向けに様々なメッセージを発信していきたいと思います。
大学生インターンシップも、この8月9月期も受け入れます!これまでのべ23名の大学生を受け入れたことになります。
「これからは若者の時代だ」「若者が頑張らないといけない」と、聞き飽きるくらい言われます。コトバ遊びでは無く真実として捉えていかないといけません。そのための覚悟を若者に期待していきます。



TAG: 若者 政治
カテゴリー: 活動レポート

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